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●不動産評価額は国民資産の一六%強

不動産とは土地の上の定着物のこと。国民総資産の一六%強を占めている。バブル崩壊後そのシェアは年々低下してきたがそろそろ横ばいに。

不動産業は不動産の開発、売買や仲介、管理に携わる業界。まずは、その「不動産」とは何かを明確にしておく必要がある。

岩波書店の『広辞苑』によると、不動産は「民法上、土地およびその定着物(建物・立木など)のこと」と定義付けられ、反対語は「動産」とされている。ちなみに「動産」を調べると、「土地およびその定着物以外の一切の有体物。ただし、無記名債権は動産とみなされ、船舶は不動産に準じた圧かを受ける」となっている。各種資産の中でも、土地やその上にある建物などが不動産で、金融資産、書画、骨董などの類が動産と考えればいいだろう。

●樹木や石垣なども不動産に含まれるのか

不動産の中での土地とは、もちろん利用形態を問わない。住宅地であれ、商業地であれ、あるいは農耕地、森林など、すべての土地のことをいう。このうち、現実に不動産業界がターゲットとするのは、実際に人間活動にとって必要な土地であり、主に住宅地や商業地であるのはいうまでもない。各種の地価に関する調査でも、この両者が対象となることが多い。

一方、土地の上の定着物は、住宅であったり、オフィスビルであったり、工場であったりと用途はさまざまだが、土地も建物も市町村役場の固定資産課税台帳に記載される点は変わらない。

この不動産には、樹木や庭石、石垣なども含まれるが、樹木に関しては土地・建物とは別に公示されるので、一般的には独立した不動産として扱われる。他方、庭石、石垣などは不動産の付属物とされ、独立した不動産として扱われない。不動産取引の現場では、この点がトラブルのもとになることがあるので注意しておきたい。

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